Almahのセカンド・アルバム"Fragile Equality"、AngraのボーカリストEdu Falaschiのソロ・プロジェクトとしてはじまったAlmahだが、メンバーを一新してバンドとしての活動に昇格したようだ。
前回のソロ・プロジェクト(過去記事:
CD紹介 "Almah"参照)はワールドワイドなメンバーで、一緒に集まってってことはしなかったし、いざライブをやろうとしても集めることはできなかった…、ので、「アルバムを出したらそのメンバーでライブをやりたい!」というエドゥくんの思いから伯剌西爾人に限定してメンバーを集めてレコーディングしたわけだ。
そんなこんなだから、サウンド作りもメンバーと一緒にやって大いに盛り上がった様子。ギターのマルセロさんのいるブラジリアとエドゥくんやフェリペさんのいるサンパウロをいったりきたりしてたようだし。 > お互い、自宅スタジオみたいなのを持っている
そして出来上がったのは
Almahとしてのバンドの音。
前作と打って変わって「メタルやります!」の気力に溢れた作りになっている。
そんななので、個々の曲にコメントをつけようとしても同じになってしまうので…、今回は省略。
ええと、こんな感じ↓
- メタルっぽく走ってますね
- エドゥくん、力んでますね
- ギターが忙しそうですね
パワー・バラードが2曲ほど入っている。ねこまたぎはエドゥくんのパワー・バラードが結構好きなのだが、ボンジョビ色(?)が抜けて、今までとは違う風味に仕上がっている。まあ、これも好きだけど。
欧州のレビューでKamelotが引き合いに出されてたのだが、どこがKamelotなんだろうと、そのつもりで聞き直してみる。
あ、
雷が鳴って雨が降ってくるやつ?その曲(You'll Understand)は、カーン様が歌ったらKamelotっぽくなるかも(^^;
今回は思っていた以上にフェリペさんが曲作りに深く関わっている。共同プロデュースしてるし、詞も曲も書いてるぞ。ねこまたぎはサウンド的にはギターのマルセロさんのほうが深く関わっているのかと勝手に思っていたのだが。
日本盤にはフェリペさんによる作品解説がついている。主に歌の内容についてで、サウンドについては語ってないようだ。
あ、エドゥくんの弟のティトくんもコーラスで入っているようですね。兄弟の声、区別つかないけど(^^;
テクニカルなMelodic Metalではあるのだが、ギターが違うせいか、Angraっぽくは聞こえない。コーラスの使い方も違うからかも知れない。
最初、普通のオーディオシステムで聞いたら、音質が悪くてどうしようと思ったのだが、iPodやラジカセで聞いている分には全然問題ないので、何回も聞き続けられそうだ。
いまのところお気に入りの曲というのは特にないのだが、聞いているうちにしみてくるかも。
>>>クレジットなど